毎年ゴールデンウイークくらいになると、太極拳のまねごとをしたくなる。
ということで、十年以上前に買ったDVDを見ながら部屋で四正太極拳を真似してみていたのだが、分からないところが多かったので、本をAmazonで購入。
四正太極拳というのは、陳氏太極拳をベースに編まれた現代人向けの太極拳で、いわゆる健康太極拳の一種だ。
世間一般的に健康太極拳としてよく知られている24式太極拳は、楊氏太極拳をベースに編まれているのだが、それとは別の門派の太極拳だ。
歴史的には楊氏は陳氏から別れた門派で、陳氏太極拳の方が源流にあたるので、なにか発見があるのでは、と、久々に武術本を買った。
で、色々読みながら動いてみると、所々に「座る」という表現があって、コレは一体何なんだろうなと言う感じだった。
立ってるのに腰を下ろして座るって、なんだろう?とずっと思っていたのだが、靴を履いて立ち仕事をしているときに、なんかちょっと分かった(かも)。
今まではつま先を平行に前に向けていたが、つま先を開いてがに股になってみると、なんか「座ってる」感じになるポジションがある。
私の場合、膝のところで脚がねじれていて、膝蓋骨も外側に寄っているので、どこが正しいのかはよく分からないが、確かになんか座っている感覚になる体勢がある。
そして、まさに「乗馬」をしている感じもあって、なんか数十年ぶりに武術的な知見に目覚めた感じ。
なんか楽しいね。